学生向け啓発授業@岩崎学園 横浜リハビリテーション専門学校

自立とは「助けて」と言えるようになること その環境をつくる

毎年1年生に啓発授業を行っているリハビリ専門学校。今年はなんと4年目。
その年その年のカラーがあるなぁと感じながら、今年も3クラスに授業をしてきました。

はじめは緊張している学生の皆さんでしたが、ワークが始まると前のめりに楽しみながら多くのことを感じてくれていたようです。

今年は、ふりかえりの前に「今日一番ピンときたキーワード」を書き出してもらうことに。
学生の皆さんそれぞれの個性あふれるキーワードがたくさん出てきました!
90分という限られた、でも、講義としては決して短くはない時間の中で、giftとして一保護者として伝えたいことをシャワーのように浴びせている自覚があるのですが、その中から本当に丁寧に言葉を拾ってくれていて、とても嬉しく思いました。

今回、多くの方が気になったキーワードが「自立」。
「自立とは、なんでもかんでも自分だけでやることじゃない、『助けて』ということができるようになること」という話をして、さらに、「困っている人が『助けて』と言える環境を作っていきたい。そのためにみんなに『知る』気持ちを持っていてもらいたい」と伝えました。そしてそれは、障害があるなしにかかわらず、誰もが『助けて』と言える環境は誰にとってもやさしい環境であることも。

これから「自立」の時を迎える予感が出てくる19歳の皆さんには、特にささったようでした。

そして、毎年、授業の後に感想共有シートを記入してもらい、今回の授業の理解度を10段階で表してもらうのですが、今年は10段階の10がたくさん!
多くの学生さんが身体も気持ちも十分に使って、たっぷりgiftを感じてもらえたようでした。