神奈川区社協「障がい理解講座」

ガイドボランティア募集に向けて

今回の「障がい理解講座」は、裏テーマとして「ガイドボランティアを増やしたい!」という強い思いがありました。

事前に区社協の担当の方と話し合う中で、ガイドボランティアをするにあたって、それよりももっと手前の段階で、「障がいとはなにか」「どんな手助けを必要としているのか」について考えてもらいたいというメッセージを受け、講座内容を詰めていきました。

人っていろいろ ちがうっておもしろい
だけど、違いがあるから困難もある。その困難に、ちょっとした手助けがあれば、もっとおもしろい生活ができる。
その手助けをする方法のひとつが「ガイドボランティア」なんです。

そして、手助けをしてもらって助かるのは、障がいがある本人だけではありません。

特に、ガイドボランティアは通学や通所、通院の道のりをサポートすることが多く、日頃かかさず付き添いをしている家族にとっても大変にありがたい存在なのです。例えば、いつもは家族が付き添っている通所の時間が空くことで、家族本人の通院ができるということがあります。朝の通学をサポートしてもらうことで、フルタイムで働ける家族もいるでしょう。ほんの数十分のサポートが作り出す「家族それぞれの自分らしい生活」は無限に広がっているのです。

「知る」を知る

講座では、ワークショップを通じて

・ひとりひとり考えが違うこと
・寄り添う言葉がけってなんだろう
・寄り添うために相手を知る

という3つのことを体感を通じて考えてもらいました。

頭ではわかっていることでも実践すると難しい、というのが「知る」ということ。

相手のことを知りたいと思っているのに、相手が何を伝えたいのか聞き出す質問が出てこない。そんなもどかしさを体験してもらうとともに、知ったとき・知ってもらったときの喜びも感じてもらうことができました。

この講座を機に、ガイドボランティアをしてくださる方が増えたとのこと。
相手を知り、手助けをしてくれる手が増える。giftの活動の先に「自分らしく」過ごせる方が増えて、とても嬉しい講座になりました。